不倫というには哀しすぎる。愛というには激しすぎる。
壇一雄。この人ほど生の実証を求めて戦後を生きた作家があっただろうか。自らの豪放な浪漫的生涯を書き上げ遺作となった『火宅の人』は、刊行されるや・・・
旅は道づれ、世は情け、油断もスキもありゃしない。
吉田兼好の『徒然草』第38段をヒントに、吉永小百合が“耐える女”からイメージ・チェンジを図り、八代亜紀とのコンビで人情コメディに挑戦した作品。・・・
家を捨て流浪し、ようやく港町に安らぎを見つけた19歳の深。彼を追ってきた、ここには不似合いな美しい母・涼子。善悪やモラルの枠を超えて、ひとつの鮮烈な愛とその内奥が切り開かれる異色大作。降旗康男監督が・・・
1977年にデビューした女子プロレス界の新星、ビューティペアの舞台やリングの華やかな活躍を基調に、当時まだ知られていなかった二人の魅力をドキュメントタッチで紹介する。
昭和43年12月10日、現金3億円を積んだ輸送車が白バイ警官を装った男に奪われるという事件が発生した。世に言う「三億円事件」である。多くの遺留品が残りながらも犯人が特定されず、事件発生7年後に時効を・・・