早稲田大学七十年の歴史を通して、日本の学園とそこに学ぶ若人たちの青春を三代に亘って描く劃期的な文芸巨編。学問の殿堂に初めてカメラを据えた東映が、世界に贈る良心大作である。
人間山下泰文の生ける姿を追求しながら、大いなる日本の悲劇を衝く雄渾の大作。「ひめゆりの塔」に次いで各方面より注目を浴びた問題の野心作で、早川雪舟一代の名演技が見る者の心を搏って胸にせまる。
太平洋戦争末期、米軍の総攻撃を受けた沖縄島の南端に散ったひめゆり学徒二百余名。美しき地上より消えた乙女たちが死の瞬間に呼び合えし父母の名!乙女たちの清純な心と悲惨な最期を、映画の詩人・今井正監督が心・・・