町奉行の御曹子が、堅苦しい役人生活を嫌って家を飛び出し、私服を肥やすために長屋の土地を強奪しようとする悪徳御用商人やごろつき親分らと闘う。大川橋蔵主演の軽妙痛快な時代劇。
町の連中の協力で捕えられ、島送りになっていた三人の極悪人が帰ってくる。仕返しを恐れる人々の前にひょっこり現われた旅鴉が、この悪人共を叩き斬って立ち去って行くという痛快アクション時代劇。
男が十年間抱き続けた恋心は、陽光きらめく祭りに、火を呼び、血の嵐を呼んで、遂に男を死に追いやる。港祭りに集まった人々の哀歓を背景に、七夕の彦星・織姫の哀恋に似た宿命的な恋を情感豊に描いた時代抒情詩。
旅の風来坊と盲目の娘が織りなす人情の機微と女スリ、チンピラやくざなどが入り乱れての珍道中を喜劇タッチで描く。東映歌舞伎で好評を得た舞台を大川橋蔵・橋幸夫のコンビで映画化した娯楽時代劇。
オンボロ長屋のインゴウ家主が殺される。住人の中で最も怪しまれる風来坊は、ユーモラスなイロ男。さてそのイロ男が厳戒中の長屋から逃げ出した…。大川橋蔵演じる遠山金四郎の活躍をユーモラスに描いた明朗時代劇・・・
家光と将軍職を争って敗れた駿河大納言忠長に伝わる三枚の髑髏銭の秘密をめぐり、将軍側用人、御用商人、謎の覆面浪人、そして白面の青年武士が活躍する。角田喜久雄の同名伝奇小説を映画化した怪奇と戦慄の傑作時・・・
香川登志緒原作で昭和37~43年に朝日放送系で放送され、関西地区では平均30%、最高60%以上の視聴率を誇ったTV時代劇コメディドラマ「てなもんや三度笠」を映画化した“てなもんや”シリーズの第1作。
戦国の世を舞台に、昭和の名優・大友柳太朗扮する荒くれ者の武士の活躍を描くアクション時代劇。主君に愛想を尽かして浪人となった武士が、悪行三昧の野武士や4人の刺客たちにひとり果敢に立ち向かっていく。