作品詳細
DETAILのらくら海浜騒動
ストーリー
STORY
トラックの運ちゃんである仙太と助手の亀吉は、八月の炎天下を飛ばして海岸で一休みした。楽しそうな海水浴の人たちを見て、毎日節約して来年は泊まりがけの避暑をやろうじゃないかと励まし合う。そして一年、待望の八月が来た。二人は一張羅を着込み、有り金を懐中に、海岸町の駅についた。この二人を「いい鴨」とばかり早速目をつけた二人の女、トシ子とひさ子という東京から海を目当てに荒かせぎに来た不良少女である。仙太と亀吉はホテルに着いてすぐ水着となったが、全然泳ぎを知らないので、海に行かずに町の図書館に入り「水泳の手引き」「泳ぎ方早わかり」を借りて、水泳の机上研究をする。トシ子、ひさ子も二人を追って図書館に入ってみると、二人の盛んなる研究心は遂に机上実演にまで発展して、係員を怒らせ、遂に図書館を追い出される。不良少女たちもこれにはいささか唖然としたが、二人をどこまでもヤミ成金と踏んでトシ子は仙太に、ひさ子は亀吉に直接行動をとる。東京の令嬢と見誤った仙太、亀吉はトシ子、ひさ子をホテルに案内する、令嬢の手前紳士気取りの二人は、すっかり不良少女につけ入られて、結婚を条件にまんまと有り金をまき上げられてしまう。とは知らない二人は有頂天になった、その翌日、ボーイが五日目の勘定をもって部屋にやってくる。ここで彼女たちは昨夜遅く東京に帰り、その勘定書もこちらに回っていることを知って、初めて騙されたと気づき、気のいい二人も真っ青になる。