作品詳細
DETAIL彩り河
スタッフ
STAFF
ストーリー
STORY
首都高速道路料金所職員の井川正治郎は、かつて東洋商産の取締役であったが、同期の高柳秀夫との派閥争いに敗れ退職した。井川は霞ケ関料金所で、東洋商産時代の愛人山口和子を見かける。和子は、いまは銀座のクラブ・ムアンのママで、高柳を助手席に乗せていた。和子と高柳が帰宅すると下田忠雄という男が待っていた。下田は、実は昭明相互銀行社長で、和子は彼の愛人であった。下田は、「人類信愛」をモットーとする博愛主義者でとおっているが、その陰には、寿永開発という名のトンネル会社が存在し、社長の立石恭輔をあやつっていて、またその地位から政界の中枢との太いパイプも持っていた。井川はムアンを訪れるが、和子に冷たくあしらわれる。それを観ていた業界紙の記者山越貞一は、井川に声をかけ、和子のパトロンは高柳でないと告げる。山越は、業績の悪化を噂される東洋商産に深い探りを入れていた。下田の豪邸が放火された。犯人として、付近にたむろしていた、夜の銀座で車の誘導係をする通称ジョーこと田中譲二が連行されたが、放火が突然失火に変わり釈放された。犯人は和子であった。そして彼女は映画館でなにものかの手によって殺されてしまう・・・。