作品詳細
DETAIL1999年の夏休み
ストーリー
STORY
ある全寮制の学院に少女のように美しい少年達が同居生活を送っていた。初夏、悠という少年が湖に飛び込んで自殺した。夏休みになってほとんどの生徒は家へ帰ったが、和彦、直人、則夫の3人は寮に残った。悠は和彦にほのかな愛を寄せて何度も手紙を書いた。それはまだ愛と呼ぶには幼く決して性的なものではなかったが、和彦は拒絶し自分を遠くから見つめることさえ禁じた。そして、悠は自殺したのだ。自責の念に駆られる和彦。そんな和彦を思いやりで優しく包むリーダー格の直人。下級生の則夫も和彦が好きで悠に対し嫉妬を抱いていた。ある日3人の前に悠にそっくりの薫という転入生が現われた。和彦も直人も則夫も悠ではないかと疑うが、内気で大人しい悠と違って薫は快活な少年だった。しかし薫には秘密があった。既に父はいなかったが、自分だけのものと思っていた母が若い男と愛し合っていたのである。母からの手紙を待つ薫。しかし、薫と悠は性格こそ違っても顔は瓜二つで、趣味趣向はよく似ていた。悠が生まれ変わって自分に復讐に来たのではないかと不安になる和彦。ある日、薫は母の死の知らせに家へ帰ったが、和彦は心配になり後を追った。寮へ戻り、和彦と薫は湖畔で話し合う。和彦はなんとか真相を聞き出そうとするが薫は和彦を道連れに湖に飛び込んだ。和彦は助かったが薫は死んでしまった。しかし、ある日また学院に一人の転入生がやって来た。そして、その少年の面影は…。