作品詳細
DETAIL二宮尊徳の少年時代
(C)東映
ストーリー
STORY
寛政の頃、徳川幕府の財政は窮迫、政治の乱れと飢饉や洪水などの天災が重なり、人々は苦しい生活を続けていた。小田原の東にある酒匂川も、洪水によって田畑は見る影もなく荒れ、名主の指示のもとで土手の補修作業が進んでいた。屈強な大人たちの中に混じり、よろよろしながらもモッコを運ぶ少年がいた。名は二宮金次郎。早くに父を亡くし、いまは病床の母と友吉、富次郎という幼い弟を抱えて働くが、まだ子供である金次郎はよろめくたびに村人からの罵声を受けていた。ある日、河原に緒の切れた草鞋が捨てられているのを見つけた金次郎は、力では大人に負ける分、知恵を使うんだと、草鞋作りに精を出し始めた。母も金次郎の姿を見て、病身をおして草鞋作りを手伝う。金次郎の作った草鞋に履き替えるのを、仕事をしながら見て喜ぶ金次郎だったが、その無理がたたって、母が亡くなってしまった。両親を失った金次郎たち兄弟を心配して、親戚の人たちは弟達を引き取ろうとするが、悲しそうな弟達の姿を見て、金次郎はどんなに苦しくても兄弟三人で暮らすことを誓う。薪を売り歩いたり、もみすりを手伝ったり、荒田を開墾する金次郎兄弟達。ある日には、病気で苦しんでいる松苗売りの爺さんから松苗を買い取り、土手に全部植えたりもした。そんな働きが報われ、春には荒田が少しずつ美しい田んぼに変わっていった。しかし、洪水の季節が再び訪れ、金次郎達の苦労を一瞬で水に流してしまう…。
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