八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年公開)
人里離れた山村を舞台に、長崎での被爆体験を持つ祖母と4人の孫たちのひと夏の出来事を描くドラマ。村田喜代子原作『鍋の中』の映画化で、脚本・監督は「夢」の黒澤明。撮影は同作の斎藤孝雄と上田正治が共同でそれぞれ担当。
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人里離れた山村を舞台に、長崎での被爆体験を持つ祖母と4人の孫たちのひと夏の出来事を描くドラマ。村田喜代子原作『鍋の中』の映画化で、脚本・監督は「夢」の黒澤明。撮影は同作の斎藤孝雄と上田正治が共同でそれぞれ担当。
遠い昔、鬼の岬に漂着した若い男女の数奇な運命を描いたストーリー。須知徳平の同名小説の映画化で、脚本は「竹取物語(1987)」の菊島隆三が執筆。監督は俳優の小林旭、撮影は鈴木義勝がそれぞれ担当している。
世界のクロサワのデビュー50周年、30作目に当たる記念すべき作品。物語は昭和18年からは始まる。戦争中の暗い時代にも常に自由闊達でユニークな精神を失わない内田百間先生と奥さん、そして弟子たちとのエピソードは、今忘れられている大切なものを思い出させてくれる。主演は百間先生に松村達郎、奥さんに香川京子。そひて弟子の一人を所ジョージが演じているのが大きな話題の一つである。93年カンヌ国際映画祭特別招待作品にも選ばれ世界中から絶賛を浴び、あのビートたけしが、宮崎駿が手放しで賞賛!
1943年に製作された第1回監督作品「姿三四郎」から数えて27作品目であり、「デルス・ウザーラ」(1975年製作)の公開直後から構想を始め、黒澤監督自ら”ライフワーク”と称した作品。シェイクスピアの「リア王」が原案と言われているが、黒澤監督の言葉を借りれば、「三本の矢の教訓で有名な毛利元就の3人の優秀な息子達、彼らのおかげで毛利はあれだけ栄えたが、もしその誓いを守らなかったらどうなるか」という発想が3人の娘を持ったブリテンの老王リアの悲劇に結びつき、この作品は生まれた。 豪華なキャスト陣、黒澤組のベテランスタッフたちと共に、人間の持つ業や、どうしても切り離せない人間の悲劇を天からの視点で描き、黒澤映画芸術の集大成を築き上げた。