明日また生きる(1970年公開) ドキュメンタル・タッチの力作「非行少年」によって現代社会の矛盾は全て政治的なレベルの解決を待たねばならないことを、鋭く告発した河辺和夫が、取り組むメロドラマ。脚本は河辺と下飯坂菊馬が共同執筆、撮影は鈴木達夫が担当している。
黒の斜面(1971年公開) 飛行機事故から題材を得たもので、日常的な安定の中で、物質的にも性的にも微妙なバランスを保っていた人間関係が、ある偶然によってバランスを失った時、どんなスリリングでめくらめく恐怖が姿を現わすか、をテーマにしたサスペンス映画。脚本は菊島隆三。撮影は丸山恵司がそれぞれ担当している。