黒い雨(1989年公開) 原作は井伏鱒二による戦争文学の白眉の同名小説。昭和40年「新潮」に「姪の結婚」という題で連載されたのち、翌41年「黒い雨」に改題・出版されるやベストセラーとなった。刊行当初以来、映画化の念願を果たしたのが名匠・今村昌平。ヒロインは、本作で女優の資質を見事に開花させた田中好子。ヒロインの叔父役・北村和夫は今村監督の小学校以来の親友でもある。