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血と骨

血と骨(2004年公開)

一大センセーションを巻き起こした梁石日の自伝的小説の映画化となる本作は、激動の大正・昭和を生きた朝鮮移民とその家族の肖像を描く壮烈な人間ドラマ。原作者の実父をモデルとした主人公・金俊平は、在日一世として裸一貫から身を立てるが、狂気じみた言動で周囲を怖れさせ、生涯を孤独の中に生きた男。そんな父を見つめる息子の視点から、物語は語られる。映画はそれをある移民家族の伝記に終わらせず、かつてこの国にあった時代、そこに生きた人々の、今なお受け継がれてゆく原風景として、神話的な威厳とともに活写する。