瀬戸内少年野球団・青春編 最後の楽園(1987年公開)
瀬戸内の淡路島を舞台に、終戦直後の日本を、子供たちの眼、子供たちの生活を通して活写した「瀬戸内少年野球団」に登場した三人の少年少女、竜太、武女、バラケツ。主人公の名前こそ、それぞれ違っているが、この物語はまぎれもなくその三人が十年後の東京で再会する物語である。昭和31年の東京を舞台とした壮介、二郎の菜木探しの前に、太陽族など様々な当時の青春群像や風俗が過ぎ去ってゆく。壮介はいわば昭和三十年代の旅人であり、壮介の目線を通して映画は進行してゆく。