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千代田城を逃げ出した若き日の将軍家光が八百八町の町角で初めてふれた恋と友情!
人馬一体!愛馬にかけた日本の名誉と武門の意地!壮烈、砂塵をまいて秘術を競う外人騎手と花の若武者!
夏空に燃え上る情熱の火柱、お夏清十郎の情炎史!
その駕篭待った!合図の角笛、渦巻く鬼火、狙う銃口、飛ぶ手裏剣、闇から湧いた白頭巾!
一人、二人、三人・・・・闇から闇へ奇怪な殺人は続く!恋か、恨みか、復讐か!花の舞台に魔の手が迫る!
いよう!御両人!と、思わず声のかゝる颯爽長谷川、五十鈴の大芝居!時代劇ならではの、この痛快さ!
今もなを、佐賀に伝わる妖異の物語!怪奇と恐怖が全篇を覆って、思わずゾッとする怪談時代劇!
棺桶に入れた美女の死体が怪猫になって、耳までさけた血の滴る口で東海道五十三次を追ってくる!
いつ見ても、誰が見ても面白い!これぞ女の忠臣蔵!
剣の林は恐れはせぬが、乙女心の切ない恋を何故に斬れない勘太郎!