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美男がらすの雷蔵と、美声やくざの橋幸夫が斬って唄って恋をする!
さっとぬいだ腰元衣裳、下には鉄火の喧嘩仕度!切った鯉口血しぶき上げる!
愛欲の泥沼に溺れながら、真実の愛を求める火の女!
その駕篭待った!合図の角笛、渦巻く鬼火、狙う銃口、飛ぶ手裏剣、闇から湧いた白頭巾!
一人、二人、三人・・・・闇から闇へ奇怪な殺人は続く!恋か、恨みか、復讐か!花の舞台に魔の手が迫る!
いよう!御両人!と、思わず声のかゝる颯爽長谷川、五十鈴の大芝居!時代劇ならではの、この痛快さ!
腕は一本!目は一つ!白の着流し、黒襟かけて、模様代わりの経文を書きなぐり、愛刀“濡れ燕”を肩から引っさげ、江戸の無法街をのし歩く、人呼んで“おんな左膳”!
この恋だけは命にかけても譲れねえ!お役所やくざ、人斬り浪人、いかさま坊主と、つむじまがりの三悪人!遊び人、人斬り浪人、いかさま坊主、いずれおとらぬつむじ曲りの三人男が、命を張った女とは…
愛慾にたゞれた女の肌に断ちきれぬ盲執が蛇のようにからみつく!怪奇、妖艶の文芸異色篇!
身ぶるいするお色気!身の毛もうよだつ恐ろしさ!