作品検索

作品紹介

東京特急四列車

1946(昭和21年)/8/22公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

NO IMAGE

ストーリー

戦い敗れて数ヶ月、上海から復員兵士引き揚げ同胞が帰って来た。博多からの東京特急四列車が仕立てられ引揚者はその列車で各々故郷への道を急ぐ。その列車に報道班員島村、飯田、杉、中本、松川老人の一団と、弓子、直子、利枝、国雄の組が隣り合わせに乗った。語ることは戦争指導者である軍閥、追随する官僚、財閥への非難に集中されるが、またその一同車中より見る故国の山河に慰められ更生を誓い合いもした。島村、飯田らは、松川老人、国雄の紹介で弓子、直子と近づきになり、中本、利枝は同郷の因縁で結ばれて行く。列車は山陽線を疾走、数刻後には姫路神戸を経て大阪へ到着した。弓子と国雄は直子の家を探すため大阪で途中下車したが、直子の家は焼けて両親は丹波に疎開していることを知った。やむなく京都へ一泊することになり計らずも京都見物に途中下車していた島村、飯田と再会した。直子と別れた弓子と国雄は、島村に頼って共に松川老人の家を訪れたりする中に知らず知らずの中に親しくなって行った。京都を出発して東京へ向かう車中で国雄が発熱した。弓子は預かり子である国雄に万一のことがあってはと案じ、家出をして上海でダンサーになって以来、交渉を絶っていた浜松の母親、弟の家に立ち寄ることとなった。しかし前歴をかくすため島村を夫として母親、弟に紹介した…。

NO IMAGE
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)