1947(昭和22年)/4/21公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
録音技師小尾幸魚の原作を津路嘉郎が脚色し、佐々木康が監督。撮影は斎藤毅の担当。清水金一第二回出演映画。新生喜劇座の他、芸能人が多く特別出演。
復興した浅草の街で今日も金ちゃんが人を集めて得意の唄を聞かせている。義に厚い彼は沢山の孤児の面倒をみるためにこうして毎日働いているのだ。六区のレヴュー・ガール光子は貞雄という恋人があるのに閻屋の工藤から執念深く追い回されて困っており、その窮状を打ち明けられた金ちゃんは一肌脱いで工藤一家へ乗り込み助けてやる。やがて復讐を企図する工藤一味を向うにまわして浅草を舞台に金ちゃんの活躍が展開される。