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作品紹介

シミキンの拳闘王

1947(昭和22年)/12/30公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

斉藤良輔の脚本で、佐々木啓祐が監督。撮影は長岡博之。シミキンがボクサーの二役を演じ、幾野道子、空あけみに堺駿二が出演。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

金六は自転車屋の息子だが無類の拳闘狂である。今日もおやじの幸吉、妹の夏子、恋人の富江たちの目を盗んでアマチュア拳闘大会に出たが、だらしなく伸ばされたところを見られてしまう。男の意地とばかり金六は街の拳闘くらぶへ入門する。そのくらぶには金六とうり二つの新進拳闘王木島がいて、近く彼と爆弾松崎との決戦がちまたの話題をさらっていた。街の顔役吉田は木島にこの一戦を負けてくれと頼むが木島は断固はねつける。狡猾な吉田は一計を案じ金六を木島に仕立て、木島をどこかに連れ去ってしまう。木島になりすました金六は、偶然一緒にアパートに来合せた恋人富江と、木島の恋人和子の双方に誤解されて、曖昧な態度はすっかり二人を怒らせてしまう。木島対松崎の争覇戦はいよいよ明日に迫ったが木島の行方は皆目わからず、相棒の三平と気をもんでいる金六は吉田から「明日の試合にはお前が身がわりだ」と聞かされてびっくり仰天、命が大事と三平と一緒にアパートを逃げ出す。たちまち吉田一味の追跡が始まる。うまく悪漢をまいた二人は逆に一味の運転手を脅かし木島の居所を突き止める。

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