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作品紹介

弥次喜多凸凹道中

1948(昭和23年)/5/1公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

山口松三郎の製作。脚本は津路嘉郎、陶山鉄の協同。監督は原研吉で、撮影は森田俊保、主演は清水金一に大坂志郎。並木路子、山路ふみ子、飯田蝶子、坂本武、朝霧鏡子、高橋貞二など。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

例によって東海道五十三次を今日も歩き続ける彌次郎兵衛と喜多八。ここは近州琵琶湖。財布の中は二人とも無一物で足取りもはずまない。やがて来かかった一座に入って食にありつこうと思った懸命の努力も「芸なし」では水のあわ。かえって二人を介抱してくれた鳥追姿のお銀がその美声を買われて一座に入れられてしまう。ようやくたどりついた城下町はインフレと悪家老原野黒兵衛の圧制により、千八百両ベースの士民はとたんの苦しみ。町はやみやみ。ところが江戸から視察官がこの町に来るという情報が入る。抜け目ない黒兵衛は早速兵六に関所を固めさせ自分も巡察に出る。腹をすかした二人、夜逃げを覚悟で宿泊するが、視察官にデッチ上げられてしまう。色に目のない彌次さんは黒兵衛の娘絹江にロウラクされ、食気だけはだれにも負けない喜多さんは大ごちそうに空腹をいやし、おまけに天一一座の歌い手玉江と恋仲になり、打って変わった境遇に二人は喜びを満喫する。黒兵衛の楽ろう中のものになりかけていた時、鳥追姿の女に警告される。彌次さんは絹江と、黒兵衛のみやげをもって母を喜ばせようと訪れるが、母は悪道のみやげはほしくないと相手にしない。漸くめざめかけた二人の化けの皮がむかれる日が来た。

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