作品検索

作品紹介

陽気な街

1948(昭和23年)/11/9公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

製作は小倉浩一郎、長瀬喜伴の脚本で、大曾根辰夫の監督である。撮影は服部幹夫が担当。出演は花菱アチャコ、並木路子、飯田蝶子、大坂志郎、杉狂児と沢村貞子など。

NO IMAGE

スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

みち子はバスの車掌。父親の浅吉は建具屋。隣のおとよ小母さんはミシンの内職。その二階に大学生の真島が下宿している。真島とみち子は憎からぬ仲。この長屋の人たちはみんないい人間ばかりである。長屋の裏には子供の遊び場にもってこいの原っぱがあり、近頃は毎日野球で大さわぎ。ところがこの原っぱにマーケットの工事が始まり、子供たちは閉め出された。土地の所有者の杉原が、町のボス、村正親分に貸したのだ。長屋連中は、杉原のとこへ空地開放の陳情に出かけたが一蹴された。みち子は真島が毎夜アコーディオンを抱えて出かけるのをいぶかり、こっそり後をつけると、カフェー街を流してのアルバイトと判り、歌のうまいみち子は一緒につれてってと、二人は仲のいい流しをはじめる。ある夜カフェーで杉原が女給にかこまれているのに出会い、みち子は空地開放をたのむと、酔った杉原は「ああいいよ」という。長屋へ帰ったみち子の報告でみんな大喜び、翌日早速御礼にいくと、杉原はそんな約束した覚えはないという。みち子は落胆する。しかしカフェの女給たちが、そんなバカな、とみち子をおしたてて杉原邸へのりこみ、杉原のカフェ歩きの行状を暴露してせまるので、杉原も奥さんの手前いた仕方なし、空地の開放を承知してしまう。きれいになった空地で、今夜はミズホ踊り、真島のアコーディオン、みち子の歌に長屋の人たちの顔は明るかった。

NO IMAGE
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)