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四人目の淑女

1948(昭和23年)/12/7公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

陶山鉄の製作、新藤兼人の脚本を渋谷実が監督する。撮影は長岡博之が担当、音楽は服部良一。主演は上原謙に浜田百合子。その他に月丘夢路、津島恵子、高杉早苗等が出演。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

六年振りに踏むことのできた故国の地、懐かしい地。焼土と化した東京であった。頼る者もいない東京。いや彼、道田和夫には、音楽学校時代の親しい女友達が四人いたはずだ。訪ねてみよう、一人一人。そして最初の一人吉川佳王子。没落貴族の娘、虚飾に彩られ、その為に金の奴隷化されている女。彼女は今、金の力に屈服して、新興成金古川隆吉に稼ごうとしている。その佳王子の前に汚れた復員姿の和夫が現れた。にべもなく冷たい彼女の態度、惨めな気持ちで和夫は第二の人、町田時代を訪ねた。銀座地下室のダンスホース、真紅のルージュ、時代はこのホールの唄い女。彼女には余りタチの良くないヒモがいる。ピアノ引きの光ちゃんという男。ボロボロ服の和夫は問題にされぬ。もはや世界の違う人種。彼は第三の人、林原好江を求める。彼女は流行歌界のトップシンガー。でも今喀血して倒れ病院にいる。彼女を取り巻いて三人の男の醜い争い。劇団の支配人、芸能社の親方、レコード会社の総務、金だ。すべては金であった。その病院にやって来た和夫。体よく男達の一人に追っ払われる。好江までも自分を忘れてしまったのか。最後の人、佐上孝子。彼女は鎌倉の海岸新月荘を借りてナイトクラブを経営している。和夫の予想はすべて裏切られ、女達は会えなかった好江を除いて全員金の為に身も心も売り払い、金が世の中を支配していた。和夫には信じられなかった。金だけがすべてだろうか。「お金がすべてを解決するのよ、うそだと思ったら試してごらんなさい」孝子は言い切って、和夫に多額の金を渡した。和夫は金を持って再び最初から女を訪ねて歩いた。

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