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作品紹介

花婿三段跳び

1949(昭和24年)/5/4公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

『富士』連載の中野実の原作を池田忠雄と池田三郎が共同脚色している。製作は小倉武志。監督は瑞穂春海。撮影は布戸章。佐野周二と三宅邦子が主演する他、幾野道子、高杉妙子、日守新一が助演する。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

青春を無為に過ごしていた立花春雄と土岐路太郎にようやく職が見出された。それはエキストラ・ハズバンド、つまり臨時に旦那様の役を務める役である。しかもこれは一寸顔のいける春雄だけ。その雇い主というのは、雑誌社を始めようとしている美貌の田辺克美。実はその出資者である克美の叔母さんの香山シゲ子女史は、克美の身が固まったら投資しようというので、にわか仕込みの旦那様立花春雄とコッテリした夫婦の有り様を上京してくる叔母さまに見せてまんまと金銭を得ようという訳。夜は新聞社の夜勤という事にして家を出る事にした春雄、昼は克美のアパートで、夜は下宿で一日寝て暮らした揚げ句日当金三百円をもらうのだからやめられない。ようやく願いかなって克美は雑誌社を始めたが叔母さんに社長は春雄にされてしまう。こうしている折も折、国許から許婚のミツ子が春雄とのスイートホームを夢見て上京して来た。バッタリ叔母さんに上野の帰りに会ってしまう。ここで訝しがる叔母さんを例のヤキモチ合戦でだましてしまうが、電報で北海道に叔母さんが帰った日、早速春雄に解雇命令が下る。はじめて春雄も、克美も自分の心が何を求めているかが分かる。克美は引き止めようとするが共同経営者の糸井けい子が反対する。春雄のにえ切らぬ心に業をにやしたミツ子さんは克美の雑誌社につとめていたが温かい土岐の心にほだされていた…。

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