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七彩の虹

1949(昭和24年)/10/26公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

製作は陶山鉄、佃血秋の原案を鈴木兵吾が脚本、佐々木康監督が監督。撮影は斎藤毅である。出演は市川猿之助、市川段四郎、山内明、河村黎吉、坪内美子、柳永二郎、入江たか子、西條鮎子など。

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スタッフ

原案:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

月島の裏町で俥夫を営む村井善三の一人息子の茂が男手一つで成長して、今日は晴れの新聞社入社を祝う酒宴の最中だった。そこへ料亭の「春日」の客から呼び出しがあって、善三は相棒の喜八と出かけて行った。その客というのが偶然にもかつて茂と善三を捨てて去った美也子で、いまは政界の大立者筧夫人として栄華をほしいままにしている姿だった。駆け出し記者として初の出社をした茂は、立花部長と共に実母とも知らず筧邸に招待されたのだ。それを知った善三は何故か不機嫌だった。大正末期のこと、富豪島村家の令嬢美也子は書生の善三と恋仲となり、舞踏会の夜二人は手をとり会って失踪したのだった。やがて茂が生まれたが美也子は貧乏生活に耐えられず、乳児の茂をおいて善三の元を去ってしまった。母に去られた茂を抱えて善三は、線路工夫や俥ひきとなって各地を流れていった。あれから二十年余、成長した茂恋しさに美也子は接近しようとしていたのである。善三は茂の筧邸の出入りを禁じた。茂は隣の喜八の娘志津江と相愛の仲だったが、何も知らぬ美也子は吾が子のために立花部長の妹桐江を茂の嫁にとひそかに考えていた。ある日立花部長によばれた茂は特種記事、日本繊維汚職事件を担当させられた。そのバックには筧修介が大きく浮かび上っているのだ。茂は早速美也子を訪れて、特種を提供してもらった。翌日の新聞には茂の書いた記事が大見出しで出された…。

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