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恋愛三羽烏

1949(昭和24年)/11/26公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

小倉浩一郎と杉山茂樹との協同製作で、斎藤良輔と中山隆三との協同脚本を、中村登が監督に当たる、出演者は灰田勝彦、鶴田浩二、清水金一、月丘夢路、桂木洋子がそれぞれ助演。

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ストーリー

城南大学の三人組のラグビー部の選手灰山五郎、津田安吉、村川金一は、落第するのも一緒だし、喫茶店の娘あき子に熱をあげたのも一緒だった。彼等は漸く学校を出ると就職運動の苦戦の結果、灰山はキャバレーに、津田は証券の出張所に勤め先は見つかったが、村川はいまだに職がない。三人一緒に下宿しているので村川は、毎日炊事係であった。しかし村川は下宿娘のとし子に好意をもたれ、灰山はダンサーのなつ江に、そして津田はたま子とそれぞれ交際をしていたものの、三人には一着の服しかないからそれ以上深くつき合わない、ところで三人の枕の上にはいまだにあき子の写真が飾ってあった。あき子を三人ともいまだに諦めていない証拠である。だが彼女の行方は全然わからない。しかし偶然、指圧療法の広告をみた村川は、高山権六宅に乗り込んで行く一着の服を代わる代わるきてあき子を訪問した三人は、権六の指圧療法を受けて帰ってくる。一方あき子は叔父の権六に使われたり、権六の妹およしに使われたりしていたが、憤然としてあき子は京都に経って行く。三人組の一人の津田もあき子を潔く諦めると言って、同じ日に京都に出発する。そこへ権六があき子が行方不明となったと言って灰山らの下宿に飛び込んできたので、てっきり津田とあき子の駆け落ちと思い込み、灰山、村川、権六およしの四人は京都に向かった。ところが津田の家に行ってみると津田はたま子と一緒に暮らしていた…。

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