作品詳細
DETAIL脱線情熱娘
ストーリー
STORY
風で舞い込んで来た一枚の宝くじで、成金になってしまったクズ屋の金八一家。豪壮な邸宅に住み、一人娘のとし子には美しい着物を着させたり、礼儀を教えたり、果ては地位と名誉を得ようと、とし子を元子爵と称する青ひょうたんみたいな男を婿に迎えようという始末。金につかれた金八は長屋時代仲よかった熊さんなんか鼻にもひっかけない勢である。一方未来の大音楽家を夢見る小出と大江両君は、ある日月給一万円の音楽教師の口があると聞き驚いたが、条件は五十歳以上の老人に限るというので思案の揚句一計を案じ、サンタクロースの衣装で老人に化けてのり込んだのが金八邸宅。金八は娘の教養としてクラシック音楽を教えるように頼むが、当の娘は軽音楽が大好き。そこでクラシックも軽音楽もわからぬ金八をごまかして軽音楽を教えているうち、老人に化けた若き小出はとし子にまいってしまう。娘も次第にこの老人を親のような親しみを持ち始める。だがある日、娘に軽音楽を教えこんでいることがわかり小出はクビ、気の進まぬ結婚は強いられるし、とし子はいてたまれなくなって家出し、山のホテルに行く。ホテルはお山の祭りで大変のにぎわいである。小出はとし子のことが気にかかり追っかけて、とし子にあうが、老人の小出の方が好きで、あんたみたいに若いのは大嫌いと言われてがっかり。ぼくと老人とは同一人物だといっても受け付けないので困っていると金八が現われたので、老人のおいの拳闘家だといったばかりに、奉納のけん闘大会にひっぱりだされてしまう。