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母恋草

1951(昭和26年)/6/29公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

製作は久保光三で、竹田敏彦の原作より鈴木兵吾が脚色し、岩間鶴夫が監督、同じく斎藤毅が撮影を受け持っている。主な配役は宮城千賀子、井川邦子、岸恵子、徳大寺伸と高橋貞二など。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

西垣篤子は若い頃新進の舞踊家として期待されていたが、ふとしたことから画家西垣英太郎と駈け落ちをして芸界から身をひいた。そして祥子、美智子、英男の三児をもうけたが、西垣が放蕩にふけり家を顧みなくなったので、篤子は女児二人を連れて家を出、再び舞踊界にかえり咲き、その才能を認められるようになった。祥子も母の教えを受けて舞踊家となり、美智子は水泳の選手としてヘルシンキ出場を目ざしていた。篤子には尾山という良き友である後援者があって、渋谷夫人はこの二人を結婚させるべく骨を折り、篤子の舞踊発表会後にでも挙式させたいという気持ちであった。その矢先、篤子はふとガード下で靴磨きをしている英男を見て、英太郎が病床にあることを知る。英男はまた死んだと聞かされた母の生きていた事情を知った。そして母恋しさ一途に母の家を訪ねるが勘ちがいした祥子に追いかえされた。篤子も英男に再会してから心が乱れたが、渋谷夫人によってどんどん結婚話は運ばれ、その披露をかねたパーティが尾山邸で開かれた。その夜尾山邸の物置から怪火が発したが、放火をしたのが英男と知って篤子は罪を被って法廷に立った。しかし英男の自白によって真相は知られ、篤子と英太郎は尾山の心温かいすすめによって再び子供たちと共に新生活へスタートしたのだった。

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