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若い季節

1951（昭和26年）/7/19公開　　　　　
配給：松竹　製作：松竹株式会社

製作は小倉武志、原作は富田常雄の東京新聞連載小説、脚色は斎藤良輔、監督は原研吉、撮影は同じく森田俊保。出演者は若原雅夫、鶴田浩二、津島恵子、淡島千景、水原真知子、山路義人、森川まさみ、細川俊夫、伊沢一郎、文学座の龍岡晋など。

ストーリー

フタバ洋裁店のデザイナー葉山道子はマダムの春子の弟で、新劇「光座」の俳優宇津木勇吉に好意を持っているが、マダムのパトロン矢野大陸との仲を疑われて首になる。この事で勇吉と将来を誓い合い、大和広研に入社、岸達夫の下で働くようになる。一方勇吉は新しく入座した大陸の娘眞記子から好意を寄せられ、一緒に旅興業に出る。道子は、勇吉と眞記子の間柄を疑うようになるが、道子に好意を寄せる岸は、道子から悩みを打ち明けられ、書生時代から同居している矢野家の娘眞記子をたしなめると同時に、勇吉の真意をも問いただしてやる。それにもかかわらず、勇吉は春子から道子が大陸の世話を受けているときいて黙って京都の興業に立ってしまう。道子はその勇吉を京都まで追って行った。失意の眞記子と達夫は、ようやくにして身近に大切な相手のいたことに気づき、お互いに結ばれることになった。