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吃七捕物帖・一番手柄

1951(昭和26年)/11/8公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

製作は石田清吉、脚本は柳川真一と、永江勇との共同執筆、監督は斎藤寅次郎、撮影は服部幹夫、出演は高田浩吉と岸惠子、木戸新太郎、伴淳三郎、水原眞知子のほか柳家金語楼、加藤嘉、堺駿二、清川虹子など。

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スタッフ

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ストーリー

天明年間のこと、江戸深川あたりで屑金一貫目と米一升を交換するという約束で貧民に屑金拾いをさせる一味があった。その様子を見て帰った目明吃の又七は家へ帰ってみると、両替屋紀の国屋へ奉公しているお杉が訪ねて来ていたが、女房のお清のやきもちで話も出来ず帰って行ってその途中何者かに殺された。その手ににぎっていた羽織の紐を証拠に又七は犯人を探しに行くが、同じ目明し松吉と事ごとに衝突するのだった。又七はふと小唄師匠のお豊に誘われ、その家で酒をのまされ酔っぱらうが、お豊が又七の女房お清の父親は腕に「お春いのち」と入れ墨のある人だと話している最中旦那が来たというので又七は裏口から逃げ出すが、その旦那というのが与力大場彌十郎で、お豊がお杉の手にあった羽織の紐が大場の紐と一致するというと、やにわにお豊を殺してしまった。紀の国屋の娘お鶴がさらわれたというお清の注進に又七はキリシタン屋敷へしのび込むが、そこは大場一味の偽金作りの巣窟で、お鶴が御法度のキリシタンであることを種に紀の国屋に偽金を御用金として幕府へ納めろと脅迫している最中であった。又七はお清を奉行所へ走らせる一方、一味を相手に奮闘、やがてかけつけた奉行肥前守指揮の下に悪党は一網打尽となった。この時瀕死の重傷を負った大場は苦しい息の下からお清の父であることを告白し、せめても又七に手柄を立てさせようとするのだった。

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