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母化粧

1951(昭和26年)/12/14公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

製作は山口松三郎、雑誌『主婦と生活』に連載された竹田敏彦の原作から、池田忠雄と長瀬喜伴が脚色、監督は佐々木啓祐、撮影は同じく鶴見正二である。主なる出演者は、水谷八重子、高田稔、角梨枝子、高橋貞二、夏川静江などのほか、増田順二、飯田蝶子、奈良真養、高松栄子など。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

二十年前、東洋人絹に勤めていた宇野恒子は社長の息子大原直人と恋愛して秀人を生んだが、恒子の父がこれを金にしようとして大原家から、秀人を渡す約束で大金を取った為、恒子は直人との愛に破れた。恒子はその後某保険会社の勧誘員として清らかな独身生活を送りつづけた。直人は槙子を妻に迎えたが、槙子は病身で子供がなく秀人を実子のようにして育て、大学を出た秀人は他の人々と同じ資格で東洋人絹の入社試験を受けて見事合格した。新見謙一も東洋人絹の試験を受けたが彼は補欠になった。彼は宇野恒子の家に下宿し、恒子の姪の潮美の恋人だったが、これを悲観して信州の家へ帰って行った。潮美は秀人を訪ねて、貧しい謙一のため合格をゆずって欲しいと頼み、秀人が謙一の履歴書を持って父に相談に行ったことから、直人は二十年ぶりで恒子の所在を知った。二人は相会って悲しい思い出を語り、なぐさめ合ったが、秀人にはこの事情を秘めておこうと約束した。潮美は信州へ合格のよろこびを伝えに行くが、謙一には許婚があり、謙一の態度もにえきらないのに失望して帰京した。その反動で急速に秀人と親しくなり、二人の間に愛情がめばえた。しかし秀人はある日自動車に父と同乗する恒子を見て、自分の実の母とも知らず、父を迷わす女だ罵るのであった。

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