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丹下左膳

1952(昭和27年)/8/14公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

戦前、伊藤大輔監督などによって映画化された林不忘の「丹下左膳」の再映画化。製作は小倉浩一郎で、菊島隆三と成澤昌茂とが共同で脚本を書き、松田定次が監督に当たっている。撮影は川崎新太郎。主演は、阪東妻三郎と淡島千景で、高田浩吉、喜多川千鶴、村田知英子に、かつら五郎、夏川大二郎、菅井一郎などが助演。

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ストーリー

徳川八代将軍吉宗は、二十年目毎の日光東照宮の改修工事を、伊賀の柳生藩に下命した。ところが小藩の柳生家ではその費用に困窮したが、藩の生字引といわれる百余歳の一風宗匠が、柳生家では万一かかる場合のために、莫大な金が埋蔵してあって、その場所の地図は「こけ猿の茶壷」に納めてあると言い出した。しかしその壷は、柳生家の息子源三郎が、江戸に道場を持つ司馬一刀斎の許へ婿入りの引出物に持って出発し、源三郎を入れまいとする道場の師範代峰丹波と一刀斎の後妻お蓮が、こそ泥つづみの与吉に、源三郎から壷を盗ませたのだった。与吉は柳生の侍たちに追われて、ちょび安というトコロテン売りの小僧にそれを渡した。ちょび安は丹下左膳という片目片腕の侍に可愛がられ、左膳が櫛卷お藤という女と世帯を持っている家へ養子にするといわれて連れて行かれた。その時ちょび安の持参した壷は、長屋に住む蒲生泰軒という浪人に盗まれるが左膳は泰軒を斬ってそれを取り戻した。しかし愚樂という幕府の隠密の総師の企みで再び盗み去られるが、愚樂が壷を開けて見ると沢庵石が出て来ただけであった。壷は与吉によってすでにすりかえられお蓮の許へ運ばれていた…。

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