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三百六十五代目の親分

1952(昭和27年)/9/24公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

製作は久保光三。森永武治の原作から中村定郎が脚色して、秋山耕作監督復帰の第一回作品である。主演者は、川喜多雄二と草間百合子で、坂本武、長尾敏之助、鶴実千子など。浪曲は廣澤虎造。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

地方のある小都市での出来事、鮨屋久造の息子鉄三は、美男で腕っぷしの強いところから、いつの間にか町の与太公たちに兄分と立てられ得意になっていた。やくざをうたった浪曲が何より好きで先祖の魚屋久兵衛が、播随院長兵衛からその義侠心をほめた手紙を貰って、それが家宝になっていることなどが、鉄三の心を一そうあおっていた。それを心配したのが彼の恋人で料亭「千鳥」の娘清子だったが、鉄三は清子の諌めなどはてんで聞き入れなかった。そして町のボス権田のおだてに乗せられて、彼が市会議員選挙に立候補することについての応援を頼まれた。「男を見込んで」と言われると、一も二もなく参ってしまい金やら家宝の手紙まで持ち出しての応援であった。しかし清子が心配した通り、選挙違反で留置所入りになった上、家宝の長兵衛の手紙は、実は、久兵衛の不身持ちを意見したものと判明。鉄三の「男伊達」の夢はさっぱりと醒めてしまった。そしてやがて、鮨屋の店で丸髷姿の清子に手伝わせて甲斐々々しく立働く鉄三の姿が見られることになった。

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