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好きなアンタハン

1953(昭和28年)/1/9公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

製作は久保光三、脚本は柳沢類寿。監督は穂積利昌。撮影は池田長造。出演者は神楽坂はん子、森川信、雪代敬子などに小林十九二、清水一郎、遠山文雄が助演。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

三等郵便局員昭六はお人好し。同僚のはる子と恋仲だが、神楽坂はん子の熱狂的なファンで一度彼女の唄を直接聞きたいというのが彼の一生の願い。ある日はん子がこの郵便局へ現われてからその熱はいっそう激しくなった。ある日局へ覆面の強盗が現われ、彼の机にあった札束をつかんで逃げた。昭六が追ってこれを捕えて見ると、友達の徳松だった。奪った金を山分けするから見逃してくれという徳松の訴えに、ついふらふらと…。その金ではん子を待合へ呼んで差し向かいでその唄を聞いていたのはよいが、折から踏み込んで来た刑事によって手錠をはめられた、と思ったのは夢。正気にかえった昭六は徳松の誘惑を尻目に警察へ突き出した。徳松には三十万円の懸賞金がついていて、昭六、はる子、局長の三人は明るい顔で放送局の一室で憧れのはん子の唄を直接聞くことが出来た。

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