作品検索

作品紹介

落葉日記

1953(昭和28年)/5/20公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

戦前発表された岸田国士の長篇「落葉日記」を野田高梧が脚色、瑞穂春海か監督に当たった。製作は小出孝。布戸章が撮影、奥村一が音楽を担当。主な出演者は角梨枝子、佐田啓二、川喜多雄二、三宅邦子、山村聡、小林トシ子、東山千栄子、尾棹一浩など。

NO IMAGE

スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

考古学者郷田廉介とその娘、今は亡きフランス人の母をもつ混血児梨枝子とは、廉介の妹阿久津未亡人の邸に居候している。しかし未亡人の一人息子弘が梨枝子と共に出かけたスキー場で急死したことから、何かと折り合いがまずく、父娘は阿久津邸を出た。廉介は安ホテル住まい、梨枝子は学校の寄宿舎に入る。級友熊岡菊子の兄嶺太郎は梨枝子をひそかに愛していたが、混血児との結婚をゆるさない父に反逆し、出奔してその消息を絶った。混血の烙印にもだえた梨枝子は、伯母ピッコロミリイ常子の軽井沢の別荘で、やはりフランス人の血をひく菅野安里と会い、いつか心を惹かれてゆく。同じ境遇、同じ寂しさが愛を生んだのである。安里の母絹子は一目で梨枝子が気に入る。二人は結婚し、廉介は安堵して仏印への研究旅行に上った。しかし安里の軽薄さが原因で、この結婚は不調であった。折りしも廉介はハノイで罹病し、かけつけた梨枝子夫妻の顔を一目みると、自殺した。絶望にしずむ梨枝子を置いて、安里は外人のマダムと駆け落ちしてしまう…。

NO IMAGE
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)