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作品紹介

ぶらりひようたん・シミ抜き人生

1953(昭和28年)/8/12公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

高田保の原作を福田恒存が改訂、椎名利夫がシナリオを書き、野崎正郎が監督している。出演者は幾野道子、三橋達也、三木隆、三原京子など。

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スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

キャバレー「サロン・バラ」のダンサー新田あけみは染物屋の若旦那木内邦夫に慕われて、困っている。邦夫には竹村きく子という婚約者がいるのだが、邦夫は家を飛び出して、あけみの家に転がり込んで来た。あけみには迷惑だが、気の弱い邦夫を見ては追い出すわけにもゆかず、結局邦夫にシミ抜き屋を開業させた。キャバレーの用心棒杉陽吉はあけみに好意を寄せており、一時は邦夫を憎んだが、あけみの気持ちを知って自分も堅気になる決心をし、二人の為に何くれとなく力を借すのだった。やがて二人は立派な染物店を開くまで事を運んだが、その資金を邦夫の父から借りてくれたのは、きく子であった。陽吉からそれを聞いたあけみは、邦夫をきく子に返さねばならないと思った。「シミを抜いた品物は、お客様に返すのか道理ですわ」そう云って、あけみは淋しく笑った。あけみと陽吉が新しい生活を求めて九州へ旅立ったのは、それから数日後であった。

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