1954(昭和29年)/12/15公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
児童向娯楽映画として製作されたもので、「少年」連載の原作を小川正が脚色、弓削進が監督に当たり、長岡博之が撮影する。若杉英二をはじめ、沼尾釣、藤乃高子、草間百合子、須賀不二夫、細谷一郎、山形勲らが出演。
小五郎は少年たちの活躍で落とし穴から救われ、逃走する怪人を追って山中で一騎討となったが、怪人のため滝につき落される。怪人は小五郎に扮して、伊豆にある原子力重要資料の保管所を訪れ、資料を盗み出す。不死身の小五郎は命を助かって帰京し、部下の赤井をスパイに使って怪人の第二の巣窟をつきとめる。怪人は玲子を誘拐し、更に荘二の妹早苗までおびき出し、二人を密室に幽閉して、設計図を渡せと博士を脅迫する。玲子は隠し持った伝書鳩を明り窓から放して連絡をとろうとする。