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女の一生

1955(昭和30年)/1/29公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

山本有三の原作を水木洋子が脚色し、中村登が監督、生方敏夫が撮影に当たる。出演者は淡島千景、上原謙、小林トシ子、浦辺粂子、田浦正巳、菅佐原英一、草笛光子、野添ひとみのほか、村瀬幸子、信欣三、加東大介、須賀不二夫など。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

大正二年。お見合い結婚を嫌って上京し、女医専に入った御木允子は、幼馴染みの江波昌二郎に恋していた。同窓の加賀見弓子に昌二郎を奪われた允子は、下級生澄子と旅に出た。途中、女医専の講師公荘と会い、允子と公荘は心に通じ合うものを感じた。その後二人は急速に親しさを増し、一緒に箱根へ行った。公荘の子を宿した允子は、始めて公荘に妻があることを知った。允子は悩んだが一人で子供を育てる決心をした。子供は允男と名づけられた。允子はやっと裏町の町医者の所に就職したが、その医者は堕胎専門のもぐりの医者だった。弓子が夫昌二郎の留守に他人の子の始末をつけに来た。老院長の腕をみかねた允子は、代わって手術をしたが、その事が分かり、留置場へ入れられた。公荘が允子を助け、その後も色々と面倒をみ、允子の心は再び公荘へ向かっていった。病妻をなくした公荘と允子は、初めて正式に結ばれ、允子は幸福を掴んだ。昭和八年。高等学校生の允男は、友人青島の感化で、当時の青年の間に拡まっていた共産主義運動に入っていた。允子は本を読み、允男の気持を理解しようと一心に努めた。允男は両親の心配もよそに、深入りし、遂に特高に検挙された。母の深い愛情で釈放されたのに允男はその日家出をしてしまった。その為公荘は心臓麻痺でたおれた・・・。

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