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作品紹介

伝七捕物帳・女郎蜘蛛

1955(昭和30年)/4/19公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

捕物作家クラブの四作家の小説による伝七捕物シリーズの一つで、柳川真一に岸生朗が共同して脚本を書き、福田晴一が監督する。撮影は片岡清、音楽は万城目正が担当。出演者は高田浩吉、草笛光子、木暮実千代、須賀不二夫のほか、伴淳三郎、大原みゆき、戸上城太郎など。

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ストーリー

伊豆の湯の町に、黒門町の伝七が獅子っ鼻の竹をお供に湯治に出かけたが、町は近くの火薬庫爆発の騒ぎで警戒網がしかれていた。鶴屋に宿る伝七達も調べられたが何故か役人達の様子がおかしい。しかもその夜職人風の男が殺され、その現場から火薬の粉が見出されたので、伝七は何かあると睨んだ。翌日滞在中の掛川藩のお景の方が神社の参道の上りぞめをやると云うので伝七達も見物に出かけたが、奥方は来ず、代参の老女生田が伝七と同宿の怪しい老人に合図を送るのを見た。その時鶴屋の女中お俊が駈けて行くのにあったが、父源兵衛が火薬庫放火の疑いを掛けられ親娘悲歎に暮れていると云う。伝七が調べてみると、昨夜殺された男は火薬庫の番人で、美しい女芸人お千代に入れ込んでいたのだった。そこで伝七は盛り場を探し廻って半四郎と密談しているお千代を見つけたが、ある淋しい場所で彼らを見失った折も折、断末魔の老侍が倒れて居り、伝七が見付けた時「月ケ瀬」と叫んで息絶えた。竹と二人で探ってみると半四郎はお景の方の宿「月ケ瀬」に出入りしている様子である。しばらくしてお俊の家へ来ると、お俊は押入れに閉じこめられ父源兵衛はお千代と浪人相馬伊蔵らに脅かされ地雷を作らせられて何処かへ連れ出されたとのことだった…。

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