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お勝手の花嫁

1955(昭和30年)/9/21公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

木下恵介の脚本により川頭義郎が監督し、荒野諒一が撮影を担当。主な出演者は日守新一、岸輝子、田村高廣、佐田啓二、久我美子、他に日塔智子、山本和子など。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

湘南に住む落選代議士嵐氏の一家。なにか事がおこるとすぐ海に飛び込む狂言自殺常習のおばあさん、主人の正行氏は養子なので加奈子夫人に頭が上がらず、娘の梅子とルリ子はすでに嫁ぎおくれ、息子の勇はいつもおばあさんのけんか相手だ。この一家へ新しく女中の袴田久子がやって来る。夫人をはじめ一家の者は久子につらく当たるが、おばあさんはすっかりこの女中が気にいった。久子と一緒に買い物に出かけ、酔っ払って気焔をあげる始末である。ある日町会長の安田から嵐家に縁談が持ち込まれた。オールド・ミスの娘達は胸をときめかすが、実は縁談の当人は女中の久子、申し込んだのは土管屋の息子の谷村繁だった。期待を裏切られた娘達、加奈子夫人と勇との大げんかこの縁談から久子はますます居ずらくなり、遂に荷物をまとめて嵐家を出た。しかし繁に発見され、しぶしぶ嵐家にもどったが、主人の正行は二人の交際を許すと腹の大きいところをみせるのだった。こうして久子と繁はオート三輪に乗り、楽しい日曜のドライブに出かける。ところがその留守中、おばあさんと加奈子夫人はまたしても大げんか、その上正行まで加わって大あらしとなったあげく、夫人は帰って来た久子に出てくれと言う。女中に同情するおばあさんは、久子と一緒に繁の家へ行くことにした。ところが二人の娘たちは久子の幸福をうらやむ事しきり、ひそかに久子を愛していた勇は、彼女の門出にブローチをおくる。これを見た正行も加奈子夫人も、だんだん自分の身勝手を反省するようになった。

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