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続この世の花・第八部さすらいの浜辺

1956(昭和31年)/6/22公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

雑誌“明星”に連載され日本文化、朝日の両放送で連続ラジオ・ドラマとなった北条誠原作の映画化。「続・この世の花 第6・7部」(月の白樺・別れの夜道)の続篇。スタッフ、キャストは前作と大体同様であるが左竹明夫、七浦弘子などが追加出演している。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

傷心の身で大島に戻った久美子は、同僚の看護婦に喜んで迎えられた。中でも早苗は岡村婦長の意地の悪い態度から久美子を庇ったり慰めたりしてくれた。東京から帰って来た池田医師も、有川に会わずに帰った久美子の弱気を叱り励ました。しかし久美子は岡村婦長が彼女と池田の仲を嫉妬していることを知り、池田の迷惑を考えて病院を辞め、東京に去った。一方、有川は大島に赴こうとしたが、島本社長失脚を策する反社長派との紛糾で実現しなかった。有川を慕う島本の娘京子は、ふとしたことで有川と義母美智子の過去を知り、傷心の余り家出した。有川はこのような出来事が反社長派のつけ入る理由となることを考えて辞職しようとしたが島本は一笑に附した。会社を訪れた池田医師から久美子に会うように諭され大島に向かった有川と時を同じくして、久美子は便船で東京に向かっていた。東京で久美子は偶然、弟の清に会い、落ちぶれ果てた義母と二人の面倒を見ることになる。だが職もない彼女はたちまち生活に困り、遂に千葉のとある小料理屋で働こうと決意したが、その前に千代子と有川に夫々逢った上、二人の幸福を祈って立ち去った。見違える程グレてしまった京子に会い、加えてアメリカに出張した島本の死を知った有川は、今迄のアヤフヤな態度を反省し、会社に辞表を出した。

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