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京洛五人男

1956(昭和31年)/10/6公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

一世の名優故阪東妻三郎の追善記念映画としてオールスターキャストで描く幕末京洛絵巻。小国英雄のオリジナル脚本より、大曽根辰保が監督、石本秀雄が撮影を担当する。主な出演者は田村高廣が時代劇初出演する他高田浩吉、松本幸四郎、中村賀津雄、高野真二、大河内傳次郎、北上弥太朗、瑳峨美智子、山田五十鈴、小山明子、浅茅しのぶ、その他、伊吹友木子、紫千代、市川小太夫、永田光男など。

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ストーリー

元治元年六月、祇園祭をあと二日に控えた京の街。新撰組のため、とある鐘つき堂まで追いつめられた桂小五郎は拳骨和尚の機智で助けられ料亭祇園の“よし松”へ逃れる。和尚も後を追い、よし松に飛び込もうとした時、遥々長州から小五郎を慕って来た志乃に呼び止められ、小五郎の所在を尋ねられる。さりとは知らぬ和尚は“池田屋”と教える。池田屋を探す途中志乃は舞妓雛菊を連れた武市半平太を、小五郎と人違い。池田屋には小五郎は居ず番頭から教えられた古道具屋桝屋喜右衛門(実は勤王の士古高俊太郎)の家を訪ね当てた所、踏み込んだ新撰組のため俊太郎共々壬生の屯所へ。一方よし松では祇園の宵宮を期して決起すると意気込む小五郎、半平太から志乃の上京を知り驚き、更に現れた坂本竜馬から俊太郎、志乃逮捕を聞いて単身壬生の屯所へ斬り込もうとはやるが、なだめられる。その時、新撰組の斬り込み、三条河原を血と染めるが、三人は無事逃れる。壬生の屯所では俊太郎に対するあまりの激しい拷問に局長近藤勇の養子周平が父に楯をつく程。その夜勇の世話をする女、池田屋の女将お芳の妹で、勤皇方のスパイでもあるおちかが、秘かに志士の一人に渡した密書を手に入れた勇。明けて十六日、愈々大事決行と勤王過激派は池田屋へ。その中にお芳を訪れた幾松は、小五郎への義理から志乃救出を頼む。だがおちかに会ったお芳は、今は勇の人間性に引かれるおちかの心情を知る…。

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