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怪談色ざんげ・狂恋女師匠

1957(昭和32年)/7/30公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

柳川真一のオリジナル・シナリオを倉橋良介が監督、服部幹夫が撮影した怪談映画。主演は北上弥太郎、瑳峨三智子、名和宏。ほかに雪代敬子、水原真知子、日守新一、紫千代、柳家金語楼、花菱アチャコなど。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

江戸は笠森稲荷の近くに住む踊りの師匠おせんは、名代の美人で女盛りだが浮いた噂一つなく男嫌いで通っていた。そのおせんの肌に、火をつけた男、宗次郎はとんでもない悪党。持って生まれた美男振りに物いわせ女から女へ渡り歩きながら盗みをするという奴。ある夜居酒屋で旅人風の若い男の懐中物に目をつけてこれを奪い、その男を大川に蹴落とした所を目明しに見とがめられて、おせんの家に逃げ込んだのだ。この宗次郎に、ぐれて家を飛出したままの弟直吉の面影を見出したおせんは、弟をいたわるように宗次郎を諭し、下男代わりに家においたのが、かえって仇となった。ある日、強引に宗次郎に犯されたおせんは、初めて知った女の喜びに身も心も掻き乱されてしまった。そんな彼女に、嫉妬したやもめ暮しの豪商和兵衛はうっかりその胸のうちを、仁蔵という悪党に洩らしてしまった。仁蔵は、和兵衛から褒美の金にありつこうとおせんの家に忍び込み、煮えたぎった行水の湯を彼女に浴びせて逃げ去った。おせんの顔半分は見るも無惨に焼けただれてしまった。そうした彼女に、宗次郎は嫌気がさし、おせんの愛弟子で和兵衛の娘お吉に好色の手を伸ばした。おせんは嫉妬に狂った。そんなある日、お牧という娘がおせんを尋ね、弟の直吉が自分の処で傷の養生していると告げた。これを聞いた宗次郎は、先日大川に突き落とした男がこの直吉と知り、居たたまらなくなって家を飛出した…。

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