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赤城の子守唄

1957(昭和32年)/12/10公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

柳川真一の脚本により芦原正が監督、竹野治夫が撮影した股旅もの。主演は近衛十四郎、名和宏、福田公子、伊吹友木子、それに水原真知子、北上弥太朗。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

天保末期、凶作にあえぐ農民の窮乏を見かねた上州国定村の長岡忠治郎は、代官所を襲って貯蔵米を放出し、みずからは公儀に追われ赤城の山深くたてこもった。こんな事態を収拾しようと乾分板割の浅太郎は、忠治とは兄弟分の仲だった大前田英五郎の許を訪れたが、体よく逃げられ仕方なく赤城への道を引き返すのだった。途中、ある宿場で土地の親分駒蔵の乾分にいためつけられていたお町という娘を救った。お町は母親に死なれ一人の兄をたずねて上州への旅を続けていたのだった。浅太郎は彼女を連れ、かつては忠治の恩義を蒙りながら今は目明し稼業をしている伯父の勘助をたずねた。だが伯父の苦しい心中を知った浅太郎は、お町のことを頼んで立去った。山道を急ぐ浅太郎は今度は忠治と別れて暮している女房のお徳に出会った。淋しい女心を知った彼は忠治を連れてくることを約束してお徳を帰すのだった。浅太郎が帰った山には政吉という男が一党に加わっていた。この男、実は賞金目当ての密偵だった。数日後、山を降りた忠治はお徳と再会した。だがその喜びも束の間、勘助らの捕方の群に包囲された。激闘数刻、お徳が斬られた。お町との逢いびきで急場に行けず疑惑の目を向けられた浅太郎は、勘助の首をはねて証を立てようと思い山を降りたが、すべてを予知していた勘助は、ひるむ浅太郎の長脇差を自分の腹に突き立てた。

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