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現代無宿

1958(昭和33年)/5/27公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

猪俣勝人の原作・脚本を、大曽根辰保が監督、石本秀雄が撮影した異色現代劇。主演は森美樹、岡田茉莉子、八千草薫、山村聡。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

農村の三男坊新庄三郎は父の急死で大学を中退、叔父野々宮信を頼って上京した。しかし叔父は彼の無謀を諌め帰郷を促した。そんな三郎を同席していた助手の倉田久子が同情の瞳で見守っていた。途方に暮れた三郎が尋ねたのは幼な友達の北見里枝だった。彼女は女給をしながら美容学校へ通っていた。その後、彼は青函連絡船で知り合った自衛隊員山岸輝夫の紹介で自衛隊に入隊した。しかし平和論者の叔父に冷たく反対され、口惜しさに泥酔、無断外泊をしてしまった。泥酔の彼を助け自宅に泊めたのは久子だった。翌朝三郎の純粋さに惹かれた久子は、社会からはみだしても、自分の良心からだけははみださないでと彼を励ました。無断脱退も山岸の善処で事なきをえた。やがて里子の計らいで闇物資の売り子として街頭で働いていた三郎は、これを叔父にこっぴどく罵られた。やけになる三郎を里枝は久子への意地からケネデイの油脂会社に就職させた。今度こそはと仕事に打込む三郎であったが、折角成功した自衛隊への販路開拓も不正物資とわかり警察に拘引された。失職。世間の白眼視。大都会の濁流に三郎は己を失い挙句の果て再びケネデイの誘いに、葉山までのドラム罐輸送を引き受けた。一刻後、里枝は空港で待機しているケネデイの許に荷受証を渡しに戻った。この荷受証が香港で九千万円の金になるという彼の言葉に、罐の中味が麻薬と察した里枝は空港警察に届けた…。

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