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空かける花嫁

1959(昭和34年)/1/1公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

藤沢桓夫の「花粉」を映画化した大船調の下町喜劇。笠原良三が脚色、番匠義彰が監督、生方敏夫が撮影した。音楽は牧野由多可。有馬稲子、高橋貞二や小山明子・志村喬らが出演。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

女子大生まるめは下町の繊維問屋七宮商店の七兵衛の孫娘だ。ケチな祖父も彼女にだけは目がない。祖父は息子の吉太郎・さよ子夫妻をおさえつけ、店のこと一切をとりしきっている。まるめは内証でフランス留学生試験を受け、合格した。孫を海外へ手離すことよりも、祖父には三年間の留学費用400万円はショックだった。まるめには祖父の強欲ぶりや、店の制度を改めさせる意図があったので、それが出来ればフランス行きを止めてもいいと思っていた。七兵街の方ではまるめの引き留め策をはかっていた。まるめが学友の和枝と住むアパートの隣室に、浅草の軽演劇の作家・秋山がいた。まるめの送別会のとき、七兵衛は彼と孫娘が好き合っているらしいのを見抜いた。七兵衛は秋山にまるめに惚れこんだふりをし、引き留めに成功したら礼金をあげると申し込んだ。秋山にはまるめとつき合うのは悪くなかった。まるめは秋山のために思い止まるつもりになる。七兵衛は浅草のうなぎ屋の女将おそのが好きだった。まるめと和枝は祖父の老いらくの恋を成功させようと、和枝の勤める銀座のバーでデートする機会をつくってやった。そのバーのアルバイト学生のバーテン・高野は和枝の恋人だ。デートは成功した。まるめの先生、大学助教授本間が彼女を追い廻し、浅草の踊り子椿が役を得ようと秋山につきまとい、二人の仲がうまくいかない。さらに、秋山と七兵衛の契約がまるみにバレ、まるめは怒った。七兵衛にフランス行きを宣言した。

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