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真夜中の処女

1959(昭和34年)/12/9公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

週刊平凡連載の中野実の「グッドナイト」を馬場当が脚色し、穂積利昌が監督したメロドラマ。撮影は西川亭が担当。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

雨の夜、タクシー運転手の夏樹は、美香という女を助けた。何かに怯えており、金もなくどこへ行くあてもないという。夏樹は愛人でバーに勤めるアケミのアパートへ連れて行った。社に帰った夏樹は、大賀という男に声をかけられた。美香のことだ。会社では、タクシーの個人営業を申請している運転手の整理が始まろうとしていた。共済組合を作って営業を始めようにも、二十万の金が要る。夏樹は継母の仮名子から二十万円を借りた。下宿に帰ると、美香が来ていた。大賀のことを話すと彼女は飛び出した。美香の父沢本は税関の輸入部長をしており、大賀は腹心の部下だった。沢本がからんだ汚職事件の責を受け大賀が職を辞したことから、沢本は大賀に負い目を感じていた。美香は父に強要され大賀と結婚したが、新婚旅行の途中逃げ出したのだ。バーで、夏樹はアケミの側に大賀を見つけて驚いた。大賀が美香を追い廻しているのだと言う夏樹に、アケミは彼が自分から遠ざかって行く不安に襲われた。夏樹は、美香が新宿のキャバレーにいるという情報を得た。彼女のアパートに行き、美香を抱いた。アケミは身を引く決心をし、美香の父が大賀とともに東京ホテルにいることを教えた。アケミは麻薬を打っており、大賀はその供給元であったのだ。大賀は美香の父を脅迫していた。沢本は大賀に離婚を認めさせようとしたが大賀は聞き入れない…。

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