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ふりむいた花嫁

1961(昭和36年)/9/16公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

笠原良三のオリジナル・シナリオを番匠義彰が監督、生方敏夫が撮影した下町喜劇。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

古いのれんを誇る「どじょうの隅田」の主人三田亀太郎は、妻に先だたれてやもめ暮し、新一、春江という二人の子供がある。春江の方はいかにも下町娘らしい働き者で、帳場を預かってテキパキと采配を振っているが、長男新一の方は、タレントになるのが夢で店を継ぐ気などサラサラない。亀太郎にとって唯一の慰めはバー「ジャンヌ」で、マダムの蓮子の顔をみながら一杯のむことだった。だが、蓮子には福原商事の社長福原康之助がうるさくつきまとっているので気が気でない。ある日、春江はひょんなことから一人の青年と知り合った。中島和男といい、福原商事の社員だった。二人の仲は急速に親密の度を加え、お互いに愛を誓う仲になってしまった。一方、新一の方は、同じタレント仲間のキリ子と意気投合、だが、このキリ子がマダム蓮子の姪で、「ジャンヌ」の手伝いをしているところから、親爺亀太郎の老いらくの恋を知っていた。春江は和男との結婚を許して貰おうと親爺亀太郎に頼みこんだが、和男が憎い福原商事の社員であるということが亀太郎にとっては我慢ができない。春江は家出を決行、新一のアパートに身を隠してしまった。あわてた亀太郎は、早速、福原商事へ乗り込んで社長の康之助や和男を詰問するが、さっぱり要領を得ない。がっかりして帰宅してみるとそこに蓮子が待っていた。「実は結婚問題のことでお伺いしたんですが……」と蓮子に言われて、テッキリ自分と彼女の結婚問題だと勘違いしてしまう・・・。

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