1962(昭和37年)/1/25公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
花登筐のオリジナル・シナリオを、市村泰一が監督した喜劇篇。撮影は倉持友一が担当している。
北大阪一帯を縄張りに持つやくざの親分大川重五郎には、東京の大学に籍を置いている愛娘エリ子がいる。そのユリ子が突然帰阪し、重五郎にやくざをやめてくれという。驚いた重五郎は、娘の身辺に何かが起こったと気づき、単身上京。東京の大親分江戸原一家に草鞋をぬぎ、娘の学友を尋ね歩いた。そこでエリ子が相原敏男という青年と恋愛中だったが、敏男の父が検事であるため結婚できないと悲観したためと知った。大阪に帰った重五郎は、乾分たちと緑を切りエリ子と共に虹ヶ丘団地に越し、文化人として生活することになった。学校をやめたエリ子は、団