1962(昭和37年)/2/17公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
南条範夫の同名推理小説の映画化。稲垣公一と小林正樹がそれぞれ脚色、監督を担当、撮影は川又昂が担当している。
東都精密工業社長河原専造は癌を患い、切開手術を行った。その結果、後三ヶ月しか生きられないことを知った専造は、三億に及ぶ私有財産を、以前に関係あった女達の子供に分割することにした。妻里枝、秘書課長藤井、秘書やす子、顧問弁護士吉田と、その部下の古川が専造の前に呼び集められた。妻里枝に三分の一、残りの三分の二が行方不明の子供三人に渡されることになった。捜索期限は、一ヶ月呆然とする人びとにすぐ役割がふり当てられた。藤井には川越にいる七つの子が、弁護士吉田にはある温泉街に流れて行った二十になる女の子、やす子は成宗圭
カルタヘナ国際映画祭マティルナ・デ・オロ賞