1962(昭和37年)/11/18公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
渥美清が吹きこんだ同名の歌から企画されたもので、松木ひろしと山根優一郎が共同で脚本を執筆、酒井欣也が監督した喜劇もの。撮影は小原治夫が担当している。
小山田善六は銀座八丁を舞台に、稼ぎまくるスリの名人。ある日、刑事に追われてビルの谷間を脱兎のごとく逃げている姿を、女子大生の志賀マリ子に撮影された。社会派カメラマン志望でろくに花嫁修業もしないマリ子に、洋菓子店「ミリオン」を経営する父母は頭を痛めている。一方、善六は小学校の後輩にあたる新庄英介と仲がよかった。英介は親父とパートタイム制で医者をしているが、善六と違って妙に女性にもてる。やがて善六は、マリ子から写真のモデルを頼まれるが、マリ子は将来個展を開く夢を持ち、その費用が3000万円もかかると聞いてます