1963(昭和38年)/2/9公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
高橋二三が脚本を執筆、的井邦雄が監督した歌謡ドラマ。撮影は太田喜晴が担当している。
東京から数時間のこの町に騒ぎが持ち上った。銀行ギャングが帰って来たというニュースと、観光道路が通ることについての補償金問題である。ギャングと目される相良光夫は数年前に恋仲の佳代を残して東京へ出ていたのだが、突然帰ってきて宿屋へ偽名で泊まっていたから、彼の山の補償金を狙っていた相良一族としては大あわてだった。光夫は盲の母を抱えて嫁いだ佳代の家をのぞいたり、分家のより子が保母をしている幼稚園に顔を出したり不審な行動が多かった。彼の行動に疑心暗鬼の一族が宿屋を訪ねると、挙銃を持っている上に、相部屋のやくざ昼下り