1963(昭和38年)/6/29公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
富田義朗がオリジナルシナリオを執筆、酒井欣也が監督した青春ドラマ。撮影は小原治夫が担当している。
本田則子と伊関雄二は城西大学のテニス部員であり、恋人同士でもあった。九州で炭鉱を経営する則子の父は、折からの不況で倒産寸前にあり上京して銀行に融資を頼むが、採算に合わぬと断った支店長は他ならぬ雄二の父であった。雄二の母は、兄夫婦の例から恋愛結婚に強く反対していた。テニス部のキャンプ旅行は三浦半島に決まり、節約をモットーの一同は食品会社のPRカーに乗り込んだ。油壷に着き、経費節減のインスタント食品に一同がこぼしている時、思いがけない招待があった。スポンサーは別荘の社長令嬢信子で、大喜びの一同はよく食べ、踊り